prevention インプラントメインテナンス
インプラントと
天然歯の違い
インプラントには歯根膜がありません。
天然歯は骨や歯茎、歯根膜と言う3つの方向から血液の供給を受けていますが、
インプラントは歯根膜が無い為、血液供給をあまり受けることが出来ません。
その為、インプラントは抵抗力が低いため歯周病菌によるインプラント周囲炎を起こしやすいのです。
その上インプラントの周囲に一度炎症が起こると進行しやすい為、
インプラント治療を行った方は必ずメインテナンスが必要です。
画像出典:歯科医師向け情報サイトWHITECROSS(https://www.whitecross.co.jp/)より承諾を得て掲載
インプラント周囲炎
と粘膜炎
インプラントの周囲は抵抗力が弱い為、中でも注意したいのが
『インプラント周囲粘膜炎』『インプラント周囲炎』の2つの症状です。
インプラント周囲粘膜炎はインプラント周囲の歯茎が炎症を起こしている状態のこと。
インプラント周囲炎はインプラント周囲の組織・骨が炎症を起こしてしまっている状態のこと。
インプラント周囲炎は放っておくとインプラントを撤去しなければならばくなる場合もございます。
画像出典:歯科医師向け情報サイトWHITECROSS(https://www.whitecross.co.jp/)より承諾を得て掲載
インプラント専門
歯科衛生士の役割
インプラント治療の専門知識と技術を持ち、治療前後の予防管理、手術補助、
インプラントの長期メインテナンスまでを担うスペシャリストです。
この資格は日本口腔インプラント学会で学会が定める基準を満たし試験に合格したものに与えられます。
Treatment details メインテナンス内容
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レントゲン・CT検査
インプラントの周囲の骨の状況を確認します。
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歯周ポケット・インプラント周囲組織検査
歯又はインプラントと歯茎の境目の歯周ポケットの深さや出血・排膿・動揺の有無を検査します。
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歯周病菌数の検査
歯周病菌の特定原因であるP.G菌をPCR法式で調べる検査です。
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ブラッシング指導
磨き残し等がある所に適切な清掃用具をお伝えして清掃指導を行います。
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クリーニング
歯ブラシでは取れない汚れを専用の機械を使用して取り除きます。
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咬合・補綴チェック
噛み合わせの確認や補綴が欠けたりインプラントの上部構造がスクリュー固定の場合ネジが緩んだりしていないか外して確認する場合がございます。
パウダークリーニング
当院のメインテナンスで欠かせないパウダークリーニングのご紹介をさせて頂きます。パウダークリーニングとはエアフローという機械を使用して歯面研磨を行う事です。
細やかなパウダー状にした炭酸水素ナトリウム(重曹)やグリシン(アミノ酸の1種)を強力なジェット水流で歯に吹きつけて汚れ落とします。
歯周病の原因となる細菌の固まりのバイオフイルムや着色まで落とすことができます。

point
予防メインテナンス
を受けるメリット
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point 01お口を健康な状態に
保つことができる3ヶ月〜6ヶ月に1度のメンテナンス・予防歯科にて自分では除去しきれないプラークや歯石を専門の歯科機器で除去することで、お口の中は虫歯や歯周病が進行しにくい状態を作ることになります。
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point 02虫歯や歯周病を早期発見、
早期治療できるたとえ虫歯や歯周病になってしまったとしても、早い段階で発見できれば負担の少ない治療が可能です。虫歯の場合、初期の段階で見つけることができれば、治療は小さく済み、歯を削る範囲も最小限で抑えられます。
歯周病においても、歯石の除去など基本的な処置で改善が見込めることが多く、進行を防ぐことができます。ただし、一度虫歯になった歯は再発しやすく、長期的には繰り返し治療が必要になることもあります。
再発や進行が続くと、やがて歯の神経を取らなければならなくなり、神経を抜いた歯は脆くなるため、将来的に抜歯のリスクが高まります。
だからこそ、どの段階でもできるだけ早く虫歯を見つけ、早期に治療することが、歯を長く健康に保つためのカギとなります。 -
point 03時間・費用の節約になる
痛みが出たときだけ歯科医院に行く、という方の多くは、年に1回、あるいは数年に1度しか通院しない傾向があります。
そのため、「3ヶ月〜6ヶ月ごとの予防歯科やメンテナンスに通うのは、費用がかかる」と感じてしまうかもしれません。
しかし実際には、虫歯や歯周病が進行してからの治療では、1回の通院で終わらず、何度も足を運ぶ必要が出てきます。
さらに、治療した歯が再び虫歯になる「再発」のリスクもあり、悪くなった1本の歯が他の健康な歯にまで影響を及ぼすこともあります。
こうしたことが重なると、将来的にはさらに多くの治療・通院が必要になり、結果としてより多くの費用と時間がかかってしまうのです。
定期的に通院しておくことで、早期発見・早期治療ができ、結果的には時間も費用も大きく節約できるのです。
日本歯周病学会認定
歯科衛生士在籍
日本歯周病学会認定歯科衛生士とは、歯周病の専門的な知識と高い臨床技術を証明する資格を持つ歯科衛生士です。
この資格は、日本歯周病学会が認定し、歯周病の予防と治療をより的確かつ効率的に行うことを目的としています。