解剖学や生理学のアプローチ

歯科の現場では、かめないという主訴に遭遇することがあります。

その原疾患を診断する場合、解剖学と生理学のアプローチが必要です。

噛むためには、顎関節の解剖、顎運動機能が正常でなければなりません。

歯がなければ噛むことができないため、義歯を装着します。

義歯が口腔内と適合しなければ、痛くて噛めないこともあります。

また、歯があっても噛むと痛い場合もあります。

その原因を探ると、齲蝕歯周疾患、骨炎ということもあります。

歯の下方に腫瘍が潜んでいることもあります。

口腔の障害は生命活動に・・・

噛めない理由はそれだけではありません。

噛むという一連の動作は、舌や頬粘膜の協調運動によって食べ物を歯の上にのせる必要があります。

舌や頬粘膜の構造、下顎の開口させるための舌骨上筋群との協調運動の仕組み、

閉口させるときに使う咀嚼筋。神経にまでその影響は及びます。

噛むことに支障はあって噛める場合・・・

咀嚼が不十分となり、食物が粉砕し唾液で食道に嚥下することが困難になることがあります。

口腔は消化管の入り口ですので、口腔の障害は生命活動そのものに大きな影響を与えてしまいます。

「かめない」

「噛むことに違和感を感じる」

そのような時は、エルム駅前歯科にご相談下さい。