歯内療法の基本を再度見直す
JHエンドシステムの草案者、平井 順先生から歯内療法、
とりわけ根管形成の理論と実践、および「患者自身の中心位」
を探る咬合治療の重要性を学びました。
臨床の究極の目標は、自分の施した治療の予後が長期的に安定していること、
その技術に高い予知性が得られることと言えます。
歯内治療は、臨床において特に痛みや不快感を伴う事が多く、これを
短期的で速やかに解消し、良好な結果を得ることは、患者様との深い信頼関係に直結します。
こうした目標を達成するためには、
根管という限られた範囲をテクニックのみでカバーすることは不可能です。
症状の分析、根管の三次元的形態の確認、咬合との関係、補綴処理への
スムースな移行といった必要な諸条件を充分に考慮した上で、確かな診断のもとに
無駄のないシンプルな治療システムが必要となってきます。
歯内療法の基本を再度見直し、成功に導くためのポイントを
臨床で頻発するケースを例として、講習と実習から学びました。