TV会議システムなど、システム環境の整備
歯科医院でも法人を大きくして沢山の病院を経営する歯科医院が見受けられます。
もちろん、大きくなることは営利組織であれば当然のことです。
歯科医院も経営基盤が盤石になれば、技術的な研鑽も、設備投資も可能になり、
発展には欠かせないことであるからです。
ここで分院展開している歯医者のあり方を、患者さんの立場で、
インプラント治療など、特殊な分野で極めた専門医いる歯科医院の分院展開について、
ご説明いたします。
インプラント治療は、いきつけの歯医者と一生のお付き合いをすることが望ましく、
1本目の埋入からメンテナンスという課程の中で、しっかり対応してくれるかが大切です。
少し話しがそれますが、当院では
- インプラントの成功率を特に示していません
- 埋入本数や症例数を記していません
それは、エルム駅前歯科クリスタル(医療法人愛和会)のコンセプトがそもそも違うからです。
当院ではメンテンナンスをインプラント治療をした患者さんに維持していただき、
『健康で、100%の患者さんが素敵な笑顔』になっていただくことを、
もっとも大切にしています。
時に、インプラントの脱離など、患者さん側ではわからないトラブルに発展しては、
せっかくのインプラントもだいなしです。患者さんが定期的にメンテナンスに出かけて、
口腔内の状況を常に歯医者は診て、口腔内の情報は歯科医が把握していることが理想的です。
メンテナンスでは、歯科医と接するより、歯科衛生士との対応が多くなると思いますので、
歯科衛生士と歯科医の連携が当然重要ですが、
患者さん側ではこのことを把握することはできません。
しかし、口腔内に異変が起きている場合や、不安があるときに歯科医との連携が出来ていれば、
直接的か間接的か(歯科衛生士を通して)は問題になりません。
そして、担当の歯科医師と歯科衛生士(診療によっては専門医を適材適所に配置)が
患者さんの診療スケジュールにシフトを組むシステム化がされていれば良いのです。
医療法人愛和会では、4つの病院が展開されています。
予約の管理体制を4院で連携し、歯科医師の配置、歯科衛生士の配置、歯科技工士のスケジュール(進捗状況)、
滅菌スタッフの準備など、患者さんの診療が
「小規模な1医院のような単純化」を実現しています。
患者さんの予約体制も4院で共通のシステム化共有がされています。
また、当院では常に顔が見えない分院展開と思われがちですが、
4院が常時テレビ会議システムにつながれており、チームの状況はリアルタイムに
把握できる体制が整え、10年以上も改善に改善を重ね現在にいたります。
患者さんの状況が、まるで専属の医師と歯科衛生士で行われているような
歯科診療の提供を当院では目指しています。
そして、患者さんが安心して治療に、予防に専念できる歯科医院環境を整えております。